[2009 秋田大]
21 世紀の大きな課題として,エネルギー資源の確保と,地球の温暖化や大気汚染など
による地球環境の悪化を防ぐことがあげられる。そこで,私たちが使用しているエネル
ギー源のうち,都市ガスの主成分であるメタン,家庭用 LPG の主成分であるプロパン,
そしてパイオマス由来のエネルギー源のひとつであるエタノールについて,燃焼熱と生
成する二酸化炭素量について調べた。
生成熱はそれぞれ,メタン 75 kJ/mol, プロパン107 kJ/mol, 二酸化炭素 394
kJ/mol, 水(気体) 242 kJ/mol であった。また水(液体)の蒸発熱は,44 kJ/mol, エタ
ノール(液体)の燃焼熱は,1368 kJ/mol であった。
【間】メタンおよびプロパンについて,それぞれ1mol が完全燃焼し,二酸化炭素と水
(液体)を生成するときの燃焼熱を求めよ。