7.気体の法則と分子運動 73
録
基本例題21) 気体の分子運動と注
基本問題 131
)に入る適切な語句, 式を答えよ。
次の文の(
質量mの気体分子が速さひで右向きに選動しており,分子は,
一辺の長さが1の正方形の壁に垂直に衝突(弾性衝突)をしては
ねかえる。1個の分子から壁が受ける力積は,(ア )向きに
大きさ( イ )である。単位時間あたり, N個の気体分子が壁
に衝突しているとする。壁が時間tの間に受ける力積の大きさ
は( ウ )なので,壁が受ける圧力は( エ )となる。
m
法則から, 2mvとなる。したがって, 壁が受け
た力積は,右向きに大きさ2mvとなる。
(ウ) 時間tの間に壁に衝突する分子の数は Nt
個であり,求める力積の大きさは,(イ)の結果
を用いて,
(エ)壁がN個の分子から受ける力の大きさを
Fとすると,壁が受ける力積Ftは,(ウ)の
2Ntmu に等しいので,
指針
(ア)(イ) 分子の運動量の変化は,
分子が壁から受けた力積に等しい。その力積の
反作用として,壁が受けた力積を求められる。
(ウ)(エ) 時間tの間に壁に衝突する分子の総数
は, Nt 個である。また, 壁が受ける圧力は, 単
位面積あたりに受ける力の大きさである。
2mu× Nt=2Ntmv
解説
(ア)(イ) 分子と壁は弾性衝突をす
るので,右向きを正とすると,衝突後の分子の
速度は-ひとなる(図)。分子の運動量の変化と
力積の関係から、
(-mu)-mu=-2mu
壁が分子から受けた力
積は,作用·反作用の
Ft=2Ntmu
F=2Nmu
圧力は,単位面積あたりの力の大きさなので、
0二F
衝突前
2Nmu
p=
12
-U
衝突後
気体n08,0