通りも考え
に入射しても,屈折しない。
ブラッグの条件
2dsin0=n> (9)
格子面の間隔
d [m]
0[rad または度] 入射X線と格子面とのなす角
A [m)
X線の波長
n=1, 2, 3,
図 18(a)より,波長入のX線は,式(9)の条件を満たす角0で格子面に当
たるときに,入射方向と 20の角をなす方向に強く反射されることがわか
る。また,単結晶内には, 間隔の異なる格子面のとり方が何通りもあり,
X線回折の写真にはX線が干渉して強め合う点が斑点状に多数見られる。
→図 17(b)
X線回折に関する実験は, X線が波の性質をもつことを証明すると同時
に,原子が実在することと結晶構造の規則性を直接的に証明した。そして.
式9)より、 X線の波長入から格子面の間隔dが実験的に求められるように
なり、X線回折の実験は結晶構造を知るための有力な手段となった。
結晶によってX線回折が起こるということは, X線の波長が格子面の間隔d
と同じ程度に短いということである。 d=2.8×10 mのとき, X線の波長が
問 6
-10
いくら以下なら強い反射X線が得られるか。
5.6×10-10 r
m
参 X線回折の生物学への応用
20世紀中頃には, X線回折は, 生物をタンパク質
. ベルで研究する構造牛物学に レNけま