の加速度(大きさをAとおくはX軸の正の向きをもつから, 慣性力の大きさは A
8.[1994 法政大]
次の文の 口に入れるべき式または語を答えよ。
図のように,頂角0の直角三角形を断面と
する物体 M(質量 M)が水平面上にある。 M
の斜面上に物体(質量 m)をのせたところ
m はすべり落ち始め, 同時に Mも水平面上
をずべり始めた。この運動について調べよう。
ただし, 重力加速度の大きさをgとし, 摩擦
力は無視する。m の運動に対してはMの斜
面に固定されたxy座標を用い, M の運動に
は水平面に固定された XY座標を用いる。
運動する xy座標で観測したとき, m は、里力, Mからの垂直抗力(大きさをNとお
Y
t
m
M
0
g
く)および慣性力(大きさを Kとおく)を受けて運動すると考えることができる。M
を用いて,K=1] であり, 向きはX軸の2 の向きとなる。したがって慣性
x成分は -Kcos0, y成分は Ksin0 となる。
mの加速度の x, y成分をそれぞれa, @yと表すと, mのx軸方向, y軸方向の
運動方程式は,それぞれ次式となる。
カの
ma,=
3
ma,
4
mは斜面から浮き上がらないがら, a-L5)でなければならない。
Mは, m に与える垂直抗力の反作用と重力とを受けて運動する。XY1座標で Mの
運動を表せば,X軸方向の運動方程式は次式となる。
MA=[6 ]
これらの式からNとKを消去すれば, M の加速度は A=_7]と求まるから, m
の運動は,a,= 8 の等加速度運動であることがわかる。