V
基本 例題 53 確率の乗法定理 (1)
00000
当たりくじ4本を含む12本のくじがある。 引いたくじはもとに戻さないも
のとして,次の確率を求めよ。
(1) A,Bの2人がこの順に1本ずつ引くとき, AもBも当たる確率
(2) A,B,Cの3人がこの順に1本ずつ引くとき,Cだけがはずれる確率
p.340 基本事項 2
CHART & SOLUTION
Hom
....
もとに戻さないでくじを引く場合の確率 乗法定理を適用 ・・・・・・ 0
引いたくじはもとに戻さないから,前に引いた人の「当たり」 または 「はずれ」により、次
に引く人の「当たり」 または 「はずれ」 の確率が変わってくる。
解答
A, B, C が当たる事象をそれぞれ A, B, C とする。
① (1) 求める確率は
P(A∩B)=P(A)PA(B)
Aが当たる確率 P(A) は
P(A)=4
12
Aが当たったとき, 残りのくじは11本で当たりくじ3本
を含むから,条件付き確率 PA (B) は
よって
PA(B)=-
3
11
P(A∩B)=1/23
=
3
11 11
I C
確率の乗法定理。
当たりくじは3本。
(2) 求める確率は P(A∩BNC)=P(A∩B) PanB (C)
条件付き確率 PanB(C) は, A, B が当たったとして,次に
Cがはずれるときの確率であるから
8
PanB (C)=-
10
よって, (1) から
◆ A, B は当たる。
←このときCは、残りのく
じが10本で,当たりく
じを2本含むものから
くじを引く。
P(A∩B∩C)=P(A∩B)Pana(C)=1/1×20
4
55
P(A∩B)=1/1
INFORMATION
確率の乗法定理の解答について