鎌倉幕府の構造 113
3朝廷(公家政権)と幕府(武家政権)の二元的支配
朝廷(公家政権)
幕府(武家政権)
院
天皇
日本国総守護 総地頭
将軍
章
摂関家·公卿など
(鎌倉殿)
知行国主
本 家
国 司
領家
o
00ST
公 領
荘園
地頭
地頭
諸国
(そp.10まとめ)
|解説幕府によって地頭に任命されると本領安堵され, 荘園
領主(本家·領家)·国司は地頭を解任できない。地頭は荘園領
主·国司の支配を受け, 年貢·公事などを荘園領主·国司に納
入する。御成敗式目(貞永式目)には年貢の抑留(未納)をとがめ,
違反者は地頭を解任するという規定がある。 一方で地頭は, 幕
府の命を受けて京都大番役や鎌倉番役などの奉公を務めた。 地
頭は荘園では幕府と荘園領主の支配を受け,公領では幕府と国
くじ
じょうえい
よくりゅう
みのう
司の支配を受け, 共に二元的支配を受けている。
任命