論述問題 [知識・技能] [思考・判断・表現]
646年の「改新の詔」 において示された 「公
地公民制」 と、 これに関連して、中大兄皇子が
664年に示した政策、 天武天皇が 675 年に示
した政策をそれぞれ説明しなさい。 なお、 時代
を追って説明するとともに、中大兄皇子の政
策についてはその要因となった出来事に、 天
武天皇の政策についてはその目的にそれぞれ
言及すること。 <10>
連処
改新の詔
(『日本書紀』、原漢文)
む。
以上に賜ふこと、各差あら
めよ。仍りて食封を大夫より
る曲の民、処々の田荘を
連・伴造・国造・村首の所有
処々の屯倉、及び、別には臣・
の立てたまへる子代の民、
其の一に曰く、昔在の天皇等
採点の考え方 (ルーブリック)
(観点1) 公地公民制とその後の政策の内容について [思考・判断・表現]
[4点] 時系列に正しく表現している
[3点] 時系列に概ね表現している
[2点] 概ね表現している
[1点] 一部を表現している
[0点] 全く表現できていない
(観点2) 中大兄皇子の政策の要因 [知識・技能]
[3点] 出来事の名称とその結果に言及している
[2点] 出来事の名称に言及している
[1点] 読み取れる記述はあるが、 出来事の名称に言及できていない
[0点] 全く記述なし
(観点3) 天武天皇の政策の目的 [知識・技能]
[3点] 国家体制に関連させて正しく記述している
[2点] 国家体制に関連させて記述している
[1点] 国家体制に言及できていない
[0点] 全く記述なし