へいたん
次の図2は、 ある平坦な地域の東西方向に等間隔に並ぶP~R地点でポーリング
を行って作成された柱状図である。
されき
層は砂岩層で,下位のC層と整合の関係で接している。 C層は泥岩層で,新生代の
A層は砂礫層で, その最下部にはB層やD岩体に由来する礫が含まれている。B
ちみつ
化石を含んでおり, 凝灰岩層を挟んでいる。 C層のうち, D岩体と接する部分は変
成作用を受けてかたく緻密な岩石に変わっており,また, E層と接する部分は基底
礫岩が見られた。 D岩体は花こう岩の貫入岩体である。 E層は古生代の化石を含む
石灰岩層である。 断層は、西に向かって下がるように急な角度で傾斜しており
横ずれ成分がないことがわかっている。この地域には地層の逆転は見られず, 断層
f以外の断層は見られなかった。 なお, 柱状図では,地層の傾斜にかかわらず, 境
界は水平に表している。
西
0
P
Q
東
50
50
深さ
100
50
150
+
断層ť
+
+
干
R
***
|A層 (砂礫層)
B層 (砂岩層)
C層 (泥岩層)
F.D岩体 (花こう岩)
E層 (石灰岩層)
wwwww
凝灰岩層
11 変成作用
図2 柱状図
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