地球は自転しており,1日(24時間)で360度回転することから,
5 経度 15度ごとに1時間の時差が生じる。そのため, 2地点間の時差
は経度差を利用して計算することができる。ただし, 実際には各国が
標準時を定めているため, 時計のうえでの時間差は標準時どうしの差
として計算される。時間の世界標準として一般に採用されているのは
本初子午線にあわせたグリニッジ標準時(GMT)であり, 各国の標
Greenwich Mean Time
10 準時は GMT との差で計算されている。
東西に長い国土をもつロシアやアメリカ合衆国は,複数の標準時を
設定している。一方, 中国は1つの標準時のみであり,広い国土をも
つ国のすべてが複数の標準時を設定しているわけではない。