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現代文 高校生

何故、選択肢オが間違いなのか分からないです。 解説を見ると(特に水色の部分)オでも間違ってない気がするのですが..教えて下さい😿 1️⃣ 本文 2️⃣ 問題 3️⃣ 解説

たけひこ ヒトの先天色覚異常にかかわる大きな要因は、LオプシンとMオプシンの雑種遺伝子をつくる「非相同組み換え」で、これ は一塩基多型を持ち出さずとも説明できる。しかし、実はまったく関係がないわけでもない。日本の滋賀医科大学のチームは、 制御領域にある一塩基多型が色覚に影響する事例も発見していて、こういったものが、頻度は低いものの、やはり色覚の多様 性にかかわっていることを示している。 そして、本当に様々な要素で決定される色覚も、たくさんある遺伝的な「変異」の中に置いてみれば、ひとつの事例にすぎ ない。全ゲノム的に見れば、一塩基多型だけでも数百万カ所もあることを考えれば、ほんのささいな違いだ。 こばやし ぼくが何度か「変異」という言葉を使った時、小林はふっと口元に笑みを浮かべた。初学者に大切な概念を伝える教師の表 情だった。 「実は、そこで変異とか異常という言葉はそもそも使っていないんです。一塩基多型は、多型 (polymorphism) であって、 一塩基「変異」とは言いません。その理由は色覚異常を「異常」と言わないのと同じです。つまり、頻度が高いものは、変異 とは呼ばないということです。頻度が1%よりも高いものは多型で、それよりも少ないと、 「変異」 (mutation) と呼びます。 頻度が高いものはすでに定着した多型であり、本来持っている多様性の一部として考えるということです」がある。 頻度の高いものをいちいち異常と呼んでいては、あれもこれも全部異常になって、正常などどこにもなくなってしまう。 1%のあたりで切るのは、ある意味で、恣意的なものだが、しかし、だいたいそれくらいを見ておけば、集団の中で定着した ものか、それとも、たまたま現れたものなのか区別がつくだろうというコンセンサスはあるという。 こういったことを、言葉の言い換えに過ぎないとか、あるいは、「言葉狩り」と感じる人もいるだろう。しかし、小林は単 なる言い換えではなく、「概念を置き換えた」と強調した。新しい概念に新しい言葉を、ということだ。 いずれにしても、頻度が高いものを異常と呼ぶときりがないというのは少し想像してみると分かる。お酒に弱い異常、目 あか 色異常、縮れ毛異常、肌のくすみ異常、耳の垢が乾いている異常、大根おろしの苦味を感じない異常、などなど、考え始めた らきりがない。ちなみに、挙げたものは、すべて実在する一塩基多型によって違いが出るものだ。 *小林・・・小林武彦。 生物学者で、当時の日本遺伝学会の会長。

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現代文 高校生

教科書下部3番の問題についてです。私は黒文字のように考えたのですが、答えは青文字の方でした。私が書いてしまった答えはなぜ違うのでしょうか?教えていただきたいです。

とは何か』で、日本 を見 ドナルド・キーンも同様に「モノクロームの美 学習のねらい 筆者が主張する科学と技術の違いを対比的に整理し、現状における科学と技術の関係を理解する。 いけうち 池内 「文化」としての科学 文化と文明の意味や違いについては、昔から多くの論争が行われてきた。西洋では、 学問・宗教・芸術など 生活に関わるものを ■」、生産過程・経済行動・流通や 移動方法など人間の物質的所産に関わるものを <明」と呼ぶのが普通のようである。 その立場をとるなら、科学は文化の諸相の中核を成し、技術は文明の基礎と言うことが できるだろう。 文化の諸相とは、文化を構成するものそれぞれが価値を持ち、それぞれに意味があっ 多様性・多重性があることを意味する。その意味で、科学は文化の多様性・多重性 を彩るうえで重要な役割を果たすのである。これに対し、農業文明、工業文明、情報文 明というように、文明は段階的に質が変化し、それに応じた独自の形態をとっていく。 社会の基幹部を成す産業構造が文明の形態を特徴づけるのだが、その基礎的な部分を構n 成するのが技術である。技術は物質にはたらきかけることによって文明の質を変化させ 「文化」としての科学 さとる 「その ういう

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現代文 高校生

問で オが答えにならない理由がよくわからないです、、、 本文の赤線と同じこと言ってません?

ある。「なぜ」「どうして?」と 持ちながら読み進めよう。 理由説明 日秘密をもつということは、取りも直さず「これは私だけが知っている」という ことなので、それは「私」という存在の独自性を証明することになる。秘密とい うことが、アイデンティティの確立に深くかかわってくるのもこのためである。 少女のクローディアが「秘密」の獲得に強い熱意を示したのもこのためである。 2アイデンティディというのは不思議な言葉である。本気で考え出すと何のこと 5 か解らなくなってきたりするが、「私は私である」をいう、この単純な文章が、な かなか人間には納得のいくものとして感じられにくい、ということをそれは反映一 しているのであろう。「父親アイデンティティ」とか、「職業アイデンティティ」な一 どという言葉があるように、たとえば、私が父親であることや大学教授であるこ とに、私の存在の基礎を置いているとすると、それはあくまで自分以外の他人、m 子どもとか学生とかとの関連によって生じていることである。言うなれば、そ れは自分のアイデンティティが他人の存在によっす末えられているのだから、も一 し、その他人がいなくなったり、そっぽを向いたりすると、たちまちにして、私 のアイデンティティは崩壊することになる。) 3これに対して、「私しか知らぬ秘密」は他人に依存していないので、アイデン " ティティを支えるものとしては、真に素晴らしいものと言わねばならない。そ」 れでは、どうしてメアリは「秘密の花園」の存在をディッコンやコリンにまで打 ち明けたのであろうか。ラモーナはパジャマの秘密をラッジ先生と分け合うこと に、なぜあれほど喜びを感じたのだろうか。(もっともそれを先生が両親に洩ら したと思ったときは激怒したのだったが。)ここに、秘密ということ、アイデン " ティティということの難しさが存在している。秘密は一人で保持していることに一 価値があるし、他人と共有することによって価値が上がるところもある。私は私一 が唯一無二の存在であることを確信したい反面、他の人々とも同じであるとも思 い注いのである。(中略) ニクローディアの秘密』のなかで、クローディアは、「人が秘密をもってたとし ても、その人が秘密をもってることをだれも知らないと、そのうちつまらなくなっ ちゃうからよ。それで、その秘密が何かってことは人に知られたくないけど、せ めて秘密をもってるってことくらい、人に知られたくなるのね」と言っている。 個総の扱いというものは、なかなか厄介なものである。れをいつまでも自分だ げでもっていたいという気持ちと、誰かと共有したいという気持ちとの相克の間 m に存在している。このことは、取りも直さず、アイデンティティというものが あくまで自分だけに固有のものでありつつ、他の人々とのつながりのなかに存在」 しなければならぬというパラドックスをもつことと相応するものである、と思わ れる。 * 語注4クローディア…小説『クローディアの秘密』の登場人物。 7メアリ,ディッコン·コリン…小説『秘密の花園」の登場人物。 12ラモーナ·ラッジ先生…小説『ラモーナとお母さん』の登場人物。 間 傍線部について、「厄介」であるのはなぜか。その理由説明として、最も適当なも のを次から選べ。 ア 私だけの秘密を持つということは、アイデンティティの確立に深く関わること一 だが、同時に他者との共存を許さないということだから ィ 秘密というものは、一人で保持していることに価値があるものだが、一方で、 他者と共有することで価値が増すものでもあるから。 ウ 秘密というものは、私が唯一無二の存在であることを証明してくれるものだ一 が、一方で、私を孤独に追い込むものでもあるから。 エ 私だけの秘密を持つということは、アイデンティティを支える際には有効だ」 が、他人と共存する際には障害となることだから オ 秘密というものは、自分のアイデンティティを支える自分に固有のものであ」 り、それを持っていることを他人に知られたいものだから (ステップ0 9 評論

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