83 動的平衡としての生物多様性
【絶滅の危機にある日本の野生動植物)
21%
14%
37%
晴乳類
(160)
鳥類
(約700)
絶虫類
(98)
33%
42%
25%
両生類
(66)
汽水
淡水魚類
(約400)
維管束
植物
(約7000)
|絶滅のおそれのある種
*括弧内は評価対象種の総数
(環境省「第4次レッドリスト」 2012年をもとに作成)
ニッチを他球環境の中で分担していたはずなのです。
地球の動的平衡を支えていた Pに
月月 加
fn US るが、そh
さなせか。
中でそ れぞれ ツチを守るプ レ
S照雲か このまま急速に 続けば、
球の動的平衡は積み木崩しのようなカタストロフィーに至る可能性があります。
5カタストロフィー
長い進化の歴史の中では、新しい生物種が現れ、古い生物種が絶滅することはいくらで
catastrophe(英語)
悲劇的な結末。破局。
もありました。しかし、ここ一〇O○年ほどのあいだに起きている生物種の絶滅の多くは、
6ニホンカワウソ 日本
全国に広く生息したが
1101三年に絶滅種に
指定された。
7化石燃料 動植物の遺
骸が堆積し、長い年月
の間に変化して生じた
資源。石油·石炭·天
然ガスなど。
自然に起きたことではなく、明らかに人間の諸活動の結果として生じたものと考えられて
います。例えばニホンカワウソ。甜獲や都市化による生息地の減少、エサとなる生物の減5
少などが主因とされます。
、参考。
あるいは二酸化炭素の問題も同じです。今、二
酸化炭素は環境にとって目の敵にされていますが、
それ自体はゴミでも毒でもありません。地球の循
5「人為的な要因」と
環の一形態です。しかしその循環が人為的な要因 =
は、どのようなものか。
で滞っているのです。私たちが化石燃料を燃やし
《キーワード〉
★生態系 →0ページ
すぎ、一方で、緑地を減少させてしまっています。
この結果、地球の動的平衡に負荷がかかっている
せめぎ合う
目の敵
ところに問題があるのです。
依存(依頼·依然)
乱獲(獲得·獲物)
負荷(負担·負う)
人為的な要因によって、地球の動的平衡が乱さ5
れることに対しては、人間がその責任を負わなけ