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HLAFE
110
書き下し文・口語訳
そん
公叔座対日、「座有三御庶子公孫
ざ ぎよしよしこうそんあうあ
公叔座対へて曰はく、「座に御庶子公孫鞅有り。
公叔座が答えて言った、「(私に)御庶子の公孫鞅という者がいます。
公孫鞅
〈強意〉
ンバ
八王、以三国事徳之為弗」能」
ハクハ
HO
これ
もつ
ねが
わう
為し聴くこと能は
願はくは王、国事を以て之に聴け。
どうか王様、国政についてはこれ (公孫鞅)に任せてください。もし任せることができない
mo
王(恵王)は
〈禁止〉〈使役〉
クコト カレト ムル
デテ<順接 ヒテ
ヲ
聴、勿
使出境。」弗応。出而謂三左
11
さいう
い
ずんば、境を出でしむるかれ」と。王応へず。出て左右に謂ひてある
ならば、(公孫鞅を)国外へ出させてはいけません」と。恵王は返事をしなかった。 退出して側近の臣下に
Mel
200
〈詠嘆〉
シカラ
テシテ
ヲ
<接続>
日、「豈不」悲哉。以公叔之賢、而
あ
かな
こうしゅく
けん
口はく、「豈に悲しからずや。
公叔の賢を以てして、
公叔座の賢明さがありながら、
言った、「なんと悲しいことではないか。
王(恵王)
<詠嘆〉
ケト
「寡人必以三国事聴ち。不亦博乎。」
くわじん
かなら
もつ あう
またもと
寡人に必ず国事を以て鞅に聴けと謂ふ。
亦悼らずや」と。
私に必ず国政を公孫鞅に任せろなどと言っている。
なんと道理に逆らっていることではないか」と。