Kw
At
M=
1000
1000 Ku
(35)
W
At W
このように,希薄溶液の沸点上昇度や凝固点降下度を測定することに
よって, 溶質の分子量を求めることができる。
×
例題 12 凝固点降下による分子量の測定
ベンゼン(凝固点 5.53℃) 80.0g に, ある非電解質 1.20gを溶かしたとこ
ろ,この溶液の凝固点は 4.93℃であった。 この非電解質の分子量を求
めよ。ただし, ベンゼンのモル凝固点降下は 5.12K・kg/mol とする。
W
1000
解 この物質のモル質量をM[g/mol], 溶媒の質量を [kg] とすると,
凝固点降下との関係は次のようになる。
M=
Kfw 1000
At W
×
問題文より, K = 5.12K・kg/mol, w = 1.20g, W = 80.0g,
△t = (5.53 - 4.93) K であるから,この物質のモル質量は,
M =
5.12K・kg/mol × 1.20g_ 1000
(5.53-4.93) K
XI- ¦ = 128g/mol 分子量128 答
180.0kg
・単位をgからkg に
換算した溶媒の質量の逆数
80g:0.08kg
類題 12 ベンゼン 200g に, ある非電解質の有機化合物 2.1gを溶かしたところ,
溶液の凝固点はベンゼンの凝固点よりも0.64 K だけ低くなった。 この
有機化合物の分子量を有効数字2桁で求めよ。 ただし, ベンゼンのモル
凝固点降下は 5.12K・kg/mol とする。
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