163 <CODの測定〉 ★★★ 4/
次の文章を読み, あとの各問いに答えよ。
Jm 0.01
Jill th
「化学的酸素要求量 (COD) とは、水中に存在する被酸化性物質, 主として有機物や
Fe2+やNOなどを一定の条件で酸化分解するとき,消費される酸化剤の質量を、そ
れに相当する酸素 (分子量320) の質量で表したもので、水質汚染の状態を知る1つの
重要な指標とされている。試料A)を
P
COD の単位は,試料水1Lあたりの酸素消費量(mg)の数値で表される。い
X(1) いま 濃度 54.0mg/Lのグルコース(分子量180)の水溶液を試料水とする。 グル
コースが完全に酸化分解されたとして、その化学反応式を示し, CODの理論値を
→
計算で求めよ。 41 21
(1)
Td T
ある河川水200mLに希硫酸を加えて酸性とし, 5.00 × 103mol/L過マンガン酸
カリウム水溶液10.0mLを加えて30分間煮沸し,試料中の有機物を完全に酸化した。
この水溶液には未反応のKMnO が残っているので, 1.25×10mol/Lシュウ酸ナ
トリウム水溶液10.0mLを加えて未反応のKMnO を還元した。 この水溶液には未
反応の (COONa) 2 が残っているので, 5.00 × 10mol/LKMnO4 水溶液で滴定した
ら4.85mLを要した。 また, 200mLの純水についても同じ方法で滴定(空試験とい
(日本女大改)
う)をしたら,KMnO 水溶液が0.15mLが消費された。以上より,この試料水の
CODの実測値を有効数字3桁で求めよ。
くう