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c泡消火器は, 別々の容器に入れられた硫酸アルミニウム水溶液と炭酸水素
ナトリウム水溶液を混ぜることで反応が起こり、二酸化炭素が発生して水酸
化アルミニウムを核とする泡が噴出されることで消火が行われるものである。
両液を混合したときの反応は、次の化学反応式で示される。
第1回
手順Ⅱ 得られた沈殿の全量を0.10mol/Lの希硫酸 20mLに溶かした。 こ
のとき起こる反応は、 式 (2) の化学反応式で示される。
Al2 (SO4)3 + α NaHCO3
b Al (OH)3 + cNa2SO4 + d CO2
(and は係数)
An
硫酸アルミニウム1molが反応したときに発生する二酸化炭素の物質量は
何molか。 最も適当な数値を,次の①~⑥のうちから一つ選べ。
14
[mol
① 1
② 2
③ 3
④ 4
5
(6) 6
2MgNH&PO4 +3H2SO4
→2 MgSO4 + (NH4)2SO4 + 2 H₂PO4
(2)
手順ⅢII メチルオレンジを指示薬として加え, ピュレットから 0.10mol/L
の水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、 式(2)の反応後に残った未反応の硫酸
H2SO4 と式(2) の反応で生じたリン酸HPO』を滴定した。 この滴定の際に
起こる反応は,式(3), (4) の化学反応式で示され, 終点までの滴下量は24
mLであった。
H2SO4 + 2NaOH
Na2SO4 + 2H2O
(3)
H3PO4 + NaOH→ NaH2PO4 + H2O
(4)
消火薬剤 0.10g に含まれるリン酸二水素アンモニウムの物質量は何mol
か。 最も適当な数値を,次の①~④のうちから一つ選べ。 15 [mol
d 現在、国内で最も多く生産されている消火薬剤は,リン酸二水素アンモニ
ウム NH&H2PO4を主成分とする粉末消火薬剤である。 高圧の窒素などに
よって粉末薬剤が放射されると, 粉末が火元を覆い,さらに,リン酸二水素
アンモニウムが分解して生じるアンモニアが燃焼を抑制する作用をもつため,
効果的に消火が行われる。
消火薬剤 0.10g中のリン酸二水素アンモニウムの物質量を、 次の手順 I
~Ⅲで調べた。
① 8.0×10 -4
③1.6×10 - 3
手順Ⅰ 消火薬剤 0.10gを水に溶かし,これに塩化マグネシウムとアンモ
ニアを加え, 含まれるリン酸二水素アンモニウムを式 (1) の化学反応式で示
される反応に従ってすべて反応させ, リン酸マグネシウムアンモニウム
MgNH』PO〟の沈殿を得た。
NH4H2PO4 + MgCl2 + 2NH3
←
MgNH&PO4 + 2NH&Cl (1)
1.2×10-3
④ 2.0×10~3