Ⅱ 次の文を読み, 問4〜問8に答えよ。
塩化アンモニウムと塩化カリウムのみからなる固体試料 X がある。 この試料 Xに
含まれる塩化アンモニウムの含有率(質量パーセント)を求めるために,次の 【操作】を
行った。 ただし, アンモニアを希硫酸に吸収させたことによる溶液の体積変化は無視
できるものとする。
(問 5 下線部 ① で起こる変化を化学反応式で記せ。(イオン反応式は不可)
問6
下線部 ①で発生したアンモニアの物質量は何molか。 四捨五入により有効数
字2桁で記せ。
問7
下線部 ② の指示薬について、メチルレッドまたはフェノールフタレインを用
いる場合,下の記述(あ)~ (う)のうちから最も適切なものを一つ選び、その記号を
記せ。 次の表にメチルレッドとフェノールフタレインの変色域を示す。
【操作】
①
試料 X 2.0g を試験管にはかり取り これに十分な量の水酸化ナトリウム水溶液
を加えて加熱し, アンモニアを発生させた。 このアンモニアを, 0.10mol/Lの希硫
酸100mLが入った三角フラスコに導き、すべて吸収させた。 吸収後の水溶液
100mL のうち20.0mLを, ホールピペットを用いてコニカルビーカーにはかり取り,
指示薬を加えた。 ここに う から 0.10mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を
滴下し, 未反応の硫酸を中和したところ, 12.0mLを要した。
2
問8
問4 空欄 う に適するガラス器具の名称を記せ。 また、 そのガラス器具に該
当するものを,次の(ア)~(オ) のうちから一つ選び, その記号を記せ。
表
指示薬
変色域
メチルレッド
pH 4.2 – 6.2
フェノールフタレイン
pH8.0~9.8
(あ)メチルレッドは使用できるが,フェノールフタレインは使用できない。
(V)メチルレッドは使用できないが,フェノールフタレインは使用できる。
(う) メチルレッドとフェノールフタレインはどちらも用いることができる。
試料 X に含まれる塩化アンモニウム (式量 53.5)の含有率は質量パーセントで
何%か。 四捨五入により有効数字2桁で記せ。
XH4C+KOH+ NaOH
Nacl
H2O
H
k
Karl
KOH
(ア)
(イ)
(ウ)
(エ)
(オ)
0.10
Hol
H