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三遺伝子の組換え
発展問題 2
赤色の茎をもつ系統がある。 これらの形質は,それぞれ1対のアレルにより決定され、
ある植物では, 野生型に対して, 小さい葉をもつ系統, 光沢がある葉をもつ系統 解答
小さい葉(b), 光沢がある葉(g), 赤色の茎 (r) のいずれの形質も野生型 (それぞれB
G, R)に対して潜性である。()内は,それぞれの遺伝子記号である。
問1.BB
(2) ①
問3
問5bb
■解説
いま、これらの3組のアレルの関係を調べるために, 赤色の茎をもつ純系の個体と、
小さくて光沢がある葉をもつ純系の個体を親として交配し, F, を得た。さらに、
この
F を検定交雑した結果が次の表1 である。 なお, 表現型の+はそれぞれの形質が野生
型であることを示す。
交配に用いた両親の遺伝子型を
表 1
表現型
1.両
純系と
問2.
する。
答えよ。
個体数
問2.文章中の下線部について、次の
(1),(2)に答えよ。
① 小さい葉
② 小さい葉
(1) F, および F の検定交雑に用い
また個体の遺伝子型を答えよ。
③ 小さい葉
光沢がある葉 赤色の
光沢がある葉
+
237
+
232
赤色の茎 17
3.
④
+
光沢がある葉 赤色の茎 21
形質
(2) 3組のアレルがすべて異なる相
同染色体上に存在するものと仮定
した場合, F を検定交雑すると
理論上どのような次代が得られる
か。 次代の表現型とその分離比を
例にならって答えよ。なお,表現型は表1の番号を用い, 分離比は最も簡単な整
数比で答えよ。 (例・・・ ①②:④:⑧=1:1:2:2)
⑤ 小さい葉
+
19
整理
⑥A+
7
⑧ +
+
光沢がある葉
+
+
23
とは
赤色の茎
227
表 A
+
224
合計1000
問3. 表1の結果から考えて,Fi
の染色体と遺伝子の関係を示し
た図はどれか。 図1のア~カか
ら1つ選べ。 組み合わ
Bbc bg B₁tb
G-g
Gg
RFr
北井
[b]
RI
Gg
問4
問4.連鎖している2遺伝子の間
の組換えは何%か。 小数第1
位を四捨五入し, 整数で答えよ。
なお,問56で必要であれば,
B・
-b
B
.b
問5
go
Rr
g
Bl┣b
g
-G
r
FR
R
r
刹
I
オ
図 1
問
F
連鎖している遺伝子の組換え価はここで求めた数値を用いよ。
問5.表1の②の個体の自家受精を行った。 次代の遺伝子型とその分離比を,最も簡
単な整数で答えよ。
問6 表1の⑦の個体が自家受精を行った。 次代に生じた全個体のなかで、3組の形
質がいずれも潜性である個体の割合は理論上何%になるか。 小数第2位を四捨五入
し, 小数第1位まで答えよ。