Vittuall 実験の問題
Experlment
2 だ腺染色体の観察
C
だ腺染色体についての次の文を読み, 下の問いに答えよ。
一対の超をもつ昆虫の幼虫のだ腺には, だ腺染色
25℃飼育
の
体とよばれる特殊な染色体が存在する。だ腺染色体は,
細胞の(
)が起こらずにDNA の複製が起こるため
に多糸染色体となり,巨大化しているため, 容易に
光学顕微鏡で観察できる。また,。染色液で染めると,
特有の縞模様が観察できる。1960年代に, 通常 25
℃で飼育していたこの昆虫を30℃ で30分間あたため
たところ,右図のように,。染色体のある特定の縞模
様領域が膨らんでモヤッとしていることが報告された。
(1) 上の文の(
(2) 下線部のについて, 該当するものを下からすべて
選び,記号を書け。
ア.イエバエ
エ.ユスリカ
30℃,
30分間処理
)に適する語句を入れよ。
イ.モンシロチョウ
オ.スズメバチ
ウ.トノサマバッタ
カ、カブトムシ
(3) 下線部のについて, だ腺染色体は通常の染色体と比べて 100~150倍に巨大化してい
る。光学顕微鏡を用いて, 染色体の実際の大きさを測るための器具の名称を書け。
(4) 下線部3について, 染色体を染める適当な試薬を下から選び,記号を書け。
ア.ヤヌスグリーン溶液
ウ.酢酸オルセイン溶液
オ、20%水酸化カリウム溶液
(5) 記述下線部④について, 縞模様はそれぞれの遺伝子の位置に相当することがわかっ
ている。また,下線部⑤の部位はパフとよばれ, DNA から RNAへの転写が起こって
いることが研究により明らかにされている。今,バフで起こっている現象を簡単に確認
したい。この場合,どのような方法をとると良いか。説明せよ。
(6) 記述問題文の 1960年代に行われた実験における,図で示されているようなだ腺染色
体の変化は,何を表していると考えられるか。
(7) 記述この昆虫では, 幼虫からさなぎになる時期に, 体内に分泌されるある物質の作
用によって,パフが順序よく形成される。一方で, どの発生段階においても同じ位置に
パフが観察されることもある。この場合,この遺伝子はどのような働きをしていると考
えられるか。
イ、ヨウ素ヨウ化カリウム溶液
エ.スダンII液
3-1
3-4 (09 奈良県医科大改)