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図1のようにステンレス皿に取り2分間
加熱した。 十分に冷えてから,加熱後の粉
末の質量を調べた。 ただし, ステンレス
皿の質量は変化しないものとする。
実験2 次に,加熱後の粉末をよくかき混ぜ,
1 炭酸水素ナトリウムを加熱したときの変化について調べるため,次の実験を行った。
いて,あとの問いに答えなさい。
実験1 炭酸水素ナトリウムの粉末約2g を,図1
別冊
これにつ
[北海道―改)
水酸化
バリウム
図2
加熱後の
粉末 1g
炭酸水素
ナトリウム
の粉末
ステンレス皿
水溶液
炭酸水素ナトリウム
その粉末から1g
かわ
粉末2gのとき 粉末4のとき 粉末6
2.52 g
を取って乾いた試
験管に入れた。 こ
の試験管を図2の
ように加熱し, し
ばらくの間、試験
|実験1 加熱後の粉末の質量
試験管の内側の
ようす
1.26 g
変化はなかった 変化はなかった
4.20g
試験管の口付近
に液体がついた
実験2
水酸化バリウム
水溶液のようす
変化はなかった変化はなかった
白く濁った
管の内側と水酸化バリウム水溶液のようすを観察した。
図3
さらに,炭酸水素ナトリウムの粉末を,4g,6gにかえ,同様に実験1,2を行った。表はそ
れぞれの実験結果をまとめたものである。また,図3は,上の表の実験1の結果をグラフに表
したものである。なお,このグラフでは、1つの直線で表すことができ
た炭酸水素ナトリウムの粉末0gから4gまでを実線で表し,同一直線
上にない4gから6gの間は点線で表している。
加
熱 4.20
粉 2.52
1.26
(1) 図3において,炭酸水素ナトリウムの粉末の質量をx 〔g〕, 加熱後の粉末
末の質量をy〔〕 とすると, xが0から4のとき,yをxの式で表すと,
0
y=ax となる。 a の値を求めなさい。
[
]
g
(2) 次の文の A
B にあてはまる数値を, それぞれ書きなさい。
0 2 4 6
炭酸水素ナトリウ
ムの粉末の質量[g]
A[
]
実験1において, 炭酸水素ナトリウムの粉末の一部が, 化学変化せずにステンレス皿に残っ
]B[
ていたと考えられるのは, 炭酸水素ナトリウムの粉末2g4g6gのうち, Agのときで
ある。また,このときの実験2において, 試験管に入れた粉末のすべてが, 炭酸ナトリウムに
なったとすると,試験管の中の炭酸ナトリウムの質量は全部で Bgであると考えられる。