例題11
箱
右の図は、2つの漁港A. B のある年における各月の水
揚げ量 (kg) の箱ひげ図である。 次の①~④のうち、この
箱ひげ図と矛盾するものを1つ選べ。 ただし, 漁港 A,
Bとも、同じ水揚げ量の月はなかったものとする。
① 水揚げ量の中央値は, 漁港Bより漁港Aの方が小さい。
② 水揚げ量の範囲は、 漁港Aより漁港Bの方が大きい。
漁港A
漁港B
100
200 300
③漁港Aで3番目に水揚げ量が多かった月の水揚げ量は400kg 以上である。
④ 漁港Bで200kg未満の水揚げ量の月は4か月あった。
考え方
最大値、最小値,四分位数を読み取り, 正誤を判断する
正誤を判断する問題では,正確な値まで読み取る必要のない問題もある。
選択肢 ①〜④に関する必要な情報を抜き出して, 正誤を判断する。
ポイント
① 正誤を判断
→
(解答)
400 500(k
[類 東北文化学
① 漁港Aの中央値 (約280kg) は漁港Bの中央値 (約305kg) より小さいから、正
② 漁港 A, B のおおよその範囲はそれぞれ 420-100=320 (kg), 500-150=35
よって, 漁港Aより漁港Bの方が範囲が大きいから,正しい。
③漁港Aの第3四分位数は400kg であるから, 漁港Aで3番目に水揚げ量が多
月の水揚げ量は400kg以上であり, 正しい。
④漁港Bの第1四分位数は200kgであり、 同じ水揚げ量の月はない。
よって, 200kg未満の水揚げ量の月は3か月であるから, 矛盾する。
したがって, 矛盾するものは 4 答