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4.明代の社会と文化
(1) 明代の社会
2 江南地方の発展 米作の中心移動(江漸→湖広 :長江中流域)一“湖広熟すれは天下足る
の 国際商業の活発化→中国国内の商工業の発展うながす
→江逝(長江下流域)一綿織物や生糸を生産する家内制手工業が
生糸や陶磁器→日本や新大陸,、
p
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が中心
陶磁器の生産一[
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コ一金融業, 徽州(新安)商人一塩産
④ 社会組織 会館 公所(同郷者·同業者の相互扶助のための場所)の発達
]による納税=各種の税を銀納に一本化
e
3
国内経済 特権商人の活躍 [2
5)
税制の改革 (3
)などの都市集中→文化人として活躍する者も
佃戸の困窮 大土地所有制の発達→小作農と地主の抗争激化(抗租運動)一郵茂七の乱(148)
6 都市の発展商人や[4
7
(2) 明の文化
0 特色 伝統的文化の集大成(実用的, 実践的で庶民的な文化) 西洋文化も流入
木版印刷による書物出版の急増→書物購買層の拡大へ
J』『水滞伝』『西遊記』『金瓶梅』他 戯曲や講談
2 庶民文学 小説一四大奇書『[5
3 儒学 [6
(7
コ一官学とされ多くの注釈書が登場→形式化
J一王守仁(王陽明)が大成→学者や庶民にも広まる
「心即理」「致良知」「[8
おうようめい
」を説き,朱子学を批判
りじ ちん ほんぞうこうもく
そうおうせいてんこうかいぶつ
宋応星『天工開物』(産業技術書)
徐光啓·湯若望ら『崇禎暦書』(暦学)
1宣教師による布教と科学技術の紹介
の 科学技術 李時珍『本草綱目』(薬学)
じょこうけい のうせいぜんしょ
とうじゃくぼう
すうていれきしょ
徐光啓『農政全書』(農業技術書)
6 キリスト教宣教師の活動一[°
(10
)一日本で布教
りまとう
-世界地図の作成=「[12
大編纂事業一『永楽大典』『四書大全』『五経大全』
)(利瑞資)-
J」
とう きしょう
6 その他 書·画一董其昌(南画)
5.明の衰退
(1) 日本の状況
織田信長,豊臣秀吉の日本統一(16世紀)←南蛮貿易の利益増 ヨーロッパの火縄銃統, 大砲の使用
豊臣秀吉の朝鮮侵略(1592~93,97~98) 日本では文禄 慶長の役 朝鮮では王辰·丁西優乱
じんしん
ていゆうわらん
→(13
)率いる水軍の抵抗,明の援軍により日本軍撤退
江戸幕府一徳川家康の対外政策=[14
貿易を促進 東南アジアに日本町を建設
16~17世紀 中国との貿易(銀令生糸)=D利益増大 ヨーロッパ諸国の進出
→ポルトガル(拠点(15
1630年代に日本人の海外渡航禁止などいわゆる[17
)),オランダ(拠点(16
))との争い
(2) 清の建国
政策を実施~幕府統治の基礎固め
(18
)(清の太祖)が中国東北地方の[19
)(満州語でアイシン)と定め建国(1616) [2
諸部族を従えて支配
→国号を[20
編制,満州文字制作
太宗ホンタイジ(位1626~43) 内モンゴルのチャハルを支配し国号を清に改称(1636)
明の滅亡「内憂一(22
)の財政再建策に対する反発
政争の激化((23
Jと非東林派の争い) 宮官の横暴 一財政難
L外患一豊臣秀吉の朝鮮侵略 女真の強大化→制圧に巨額の軍事費」
重税や飢僅のため反乱頻発→(24
)の乱(農民反乱)→北京占領 滅亡(1644)