基本例題 14 発芽種子の呼吸基質
図に示す実験装置を用いて, 発芽種子の呼吸に
関する実験 A, B を行った。 実験 A では副室に水を
入れ,実験 B では副室に水酸化カリウム水溶液を
入れた以外は,A,Bとも同じ条件にした。一定時
間後,気体の体積がA では3mL, B では 10mL 減
少した。
① 実験 B の結果より, 消費されたO2量=10mL
② (消費されたO2量)-(放出されたCO2量)=3mL
①より, 10mL 放出されたCO2量 =3mL
=
温度計
解答 (1) ①10mL ②7mL (2) 脂肪
② 呼吸によって放出された二酸化炭素の体積をそれぞれ答えよ。
(2) この発芽種子の呼吸基質は何と考えられるか。
基本例題 15 光合成のしくみ
図は、光合成の反応過程を示す模式図である。
(1) (ア)~ (エ)に適する語句または化
学式を答えよ。
(2) (オ) (カ)の反応系名を答えよ。
(3) (オ) (カ)の反応は, それぞれ葉 H2O
ゴム管
(1) 水酸化カリウム水溶液は,二酸化炭素を吸収す
Bast 5588
る性質がある。 実験 A, B から, ① 呼吸によって消費された酸素の体積,
【光化学系)
II
緑体のどこで行われるか。
(4) (オ) の部分を流れるものを答え HORT
解説動画
指針 (1) 副室に水を入れた実験Aでの気体の減少は、消費されたO2量と放出されたCO2
量の差。 実験 Bでは放出された CO2 がすべて水酸化カリウム水溶液に吸収される
ため,気体の減少は消費されたO2量を示す。
ピンチコック
(ウ)
よって, 放出されたCO2量=10mL-3mL = 7mL
(2) 呼吸商から呼吸基質を推測できる。 炭水化物・・・ 1.0, 脂肪・・・0.7, タンパク質・・・0.8
放出したCO2 の体積 7mL
呼吸商 =
吸収したO2 の体積 10mL
= 0.7 よって脂肪となる。
(実験中は閉じる)
ガラス管
UU
主室
副室
・光化学系
リード C
NADPH
水滴
・恒温槽
25 °C
に保つ
■ 発芽種子
解説動画
NADP T
C6H12O6
(
H