問2 茶葉には, カフェインのほかに色素やシュウ酸などが含まれている。これ
らを分離するため, 次の実験Ⅰ ~ⅢIIを行った。
実験Ⅰ (カフェインの分離)
図1のように, 茶葉を蒸発皿に入れ, ろうとをかぶせた。 これをホット
プレートの上にのせ、 しばらく加熱すると、ろうとの内側にカフェインの
針状の結晶がついた。 このとき, ろうとの内側に液体は見られなかった。
実験ⅡⅠI (色素の分離)
別の茶葉を乳鉢に入れ、メタノールなどからなる溶液を加えてすりつぶ
した。 生じた緑色の溶液を短冊状のろ紙の下方につけ, 図2のように適当
な溶媒の入った装置にろ紙の下端を溶媒につけた状態でろ紙をしばらく置
くと、複数の色素に分離した。
茶葉
図 1
ろうと
+蒸発皿
図2
ゴム栓
ろ紙
-緑茶の色素
・溶媒
b 実験ⅡIの色素の分離と関係の深い身のまわりの現象として最も適当なも
のを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。 16
①袋にシリカゲルが入れてあったので, せんべいが湿らなかった。
②漂白剤を使うと, 服についたしみの色が落ちた。
③紙がぬれて,インクで書いた文字がにじんで広がった。
④ 水に水彩絵の具のついた筆先をつけると, 絵の具が広がった。
ムラサキキャベツにレモン汁をかけると, ムラサキキャベツの色が変わっ
た。