<文B>
マウスのひ臓に寄生する細菌 X に対するマウスの免疫のしくみについて調べるために、 次の手順1~3
で実験を行った。
手順1 マウスに致死量以下の細菌Xを感染させて十分な日数を経過させ、細菌Xに対する免疫を獲得し
たマウス(免疫マウス) を得た。
手順2 免疫マウス, 細菌Xを感染させていないマウス(非免疫マウス)のそれぞれからT細胞を採取し、そ
れぞれ別の非免疫マウスに注射した。 その後、それぞれのT細胞を注射したマウスに細菌Xを感染させ,
ひ臓内の細菌 Xの数を調べ、 図2にまとめた。
ひ臓内の細菌の数(相対値)
10102
108
非免疫マウス由来 T細胞
を注射したマウス
106
10'
102
免疫マウス由来 T細胞
を注射したマウス
0
1
2
3
細菌感染後の日数(日)
図2
手順3 免疫マウス, 非免疫マウスのそれぞれから血清を採取し, それぞれ別の非免疫マウスに注射した。
その後, それぞれの血清を注射したマウスに細菌 X を感染させ, ひ臓内の細菌 Xの数を調べ, 図3に
まとめた。
1010
108
ひ臓内の細菌の数(相対値)
106
数100
102
非免疫マウス由来血清
を注射したマウス
0
・免疫マウス由来血清
を注射したマウス
1
2
3
細菌感染後の日数(日)
10-
図3