世界の略奪者 [たるローマ人] たちは,全てを荒ら
し回って陸地を見捨てた後に, 今や海を探し求めて
いる。彼らは,敵が裕福ならば貪欲となり,貧乏なら
ば野心を抱き, 東方も西方も彼らを満足させなかっ
た。・・・・・・略奪し殺戮し強奪することを、偽りの名前で
支配と呼び, 無人の野をつくると平和と呼ぶ。
資料Ⅰ
まるで祭を祝うように, 全世界が古くからの重荷
である鉄 [製の武器] を置き、能力を挙げて身を飾る
ことやありとあらゆる楽しみに取り組んだ。 ••••あら
ゆるところに体育訓練所・噴水・前庭・神殿・仕事
場・学校が溢れており,いわば原始時代から病んで
いた世界が回復したと, 正しい知識でもっていうこと
ができる。
資料2
資料 1・2 は,1~2世紀のローマによる支配について書かれたものである。
(1) この時代のローマ帝国による支配が安定していた時代は, カタカナで何とよばれるか。
(2) (1) の状況下、ローマ帝国の領土が最大となった時の皇帝は誰か。
(3) 資料 1.2 は,(1)について異なる視点から述べている。 それぞれの資料はローマによる支配をどのよ
うに評価しているだろうか詳しく答えよ。
ルーム