が2
に追
2 行政権と行政機能の拡大
内閣と議院内閣制 |
式
首長
行政機関の独任制(一人
で構成される)の長官のこ
と。
教科書
p.78-79
●行政改革 行政の簡素化・効率化
行政権…(内閣 ] に属する (第65条)
(② 内閣総理大臣 ・・・国会議員のなかから国会の議決で指名(第67条1
その他の国務大臣・・・ 内閣総理大臣が任命, 過半数は国会議員(第68条1項)
【内閣の役割】
・一般行政事務(以下, 第73条), 法律の誠実な執行
国務の総理(国務を統一して管理すること),
・・・規制緩和や行政機関の整理・統合など
→公的サービスの過度の削減は、国民生活に悪影響を与える場合も
MEMO
外交関係の処理や③条約
の締結。
④ 予算 の作成(⑤政令
の制定
天皇の国事行為に対する[⑥助言と承認】(第3条・第7条)
最高裁判所長官の指名とその他の裁判官の任命 (第79条1項・第80条1項)
【内閣総理大臣の地位】
内閣の首長・・・ほかの国務大臣より上位にあり内閣を統括し代表する
* 明治憲法では「同輩中の首席」=他の国務大臣と対等
【内閣総理大臣の役割】
国務大臣の任免権, 議案を国会に提出, 一般国務 外交関係について国会に
報告 行政各部を指揮監督
【国会との関係】
⑦⑦
]
・・・内閣が行政権の行使について、 国会に対し連帯して責任を負う
※・・・衆議院が内閣に対して不信任決議
をしたときは,
内閣 [⑨ 総辞職 ] か衆議院を[⑩ 解散
] する (第69条)
行政権の拡大と官僚政治 |
【特徴と課題 】
官僚主義の問題
福祉国家では行政権の拡大が見られる
権威主義や形式主義なわ
ばり意識による非効率など
が問題となってきた。
・[1官僚政治]中央省庁の官僚機構が政策決定に中心的な役割
・内閣が提出する法案が多い
許認可
・(12) 委任立法〕の増大・・・法律では大枠だけを決め、
無計画な開発・運営がない
ように、行政機関が事前に
審査をして規制すること。
細部は政令や各省の命令などに任せる
・許認可権や行政指導で企業や業界を保護・統制
政治腐敗や 「天下り」の問題
天下り
中央官庁の高級官僚が退官
後に、所属官庁の関連企業
の役員・幹部として再就職
すること
Check 資料解 教科書 p.78 の資料「提案者別法案の成立状況」などを参考に, 三権分立や憲法第41
条との関係から何が課題であるかを示した次の文章の、〔ア)は正しいほうを選び、(イ)には適語を書
きなさい。
近年の成立状況と見てみると, 〔ア 議員立法 / 内閣立法 ]のほうが成立率は高い。 これは、憲法
第41条が定める, 「国会は唯一の[イ
」という文言や 三権分立の原則から大きな課題と
なっている。
行政の民主化と行政改革 |
●行政の民主的で公正な運営
[13) 行正売法 ・・・許認可行政や行政指導の透明性の確保
[14 情報公開法 ]・・・すべての人に行政文書の開示請求権を認める
オンブズ・パーソン (行政監察官)制度・・・地方自治体で制度化の例
●[15) 行政委員会 1
・・・行政機関から独立して職権を行使 (例) 公正取引委員会
Try 役割が拡大している行政の運営を国民がチェックするしくみについて、 教科書p.79の本文を
参考にして,次の文章の (ア)~ (ウ)に適語を書きなさい。
行政の民主的で公正な運営をはかるためには,国民が行政を監視し、その弊害を絶えず批判していく
要がある。 この点で、許認可行政や行政指導の透明性の確保を目的として1993年に制定され
[ア
と, すべての人に行政文書の開示請求権を認めた1999 年制定のイ
〕が重要である。 また、国レベルでは法制化はされていないが、独立した立場で行政の監
おこなう(ウ
制度が注目されており、すでに条例化し
いる地方公共団体も少なくない。
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第2部 1 現代の民主政治と日本国憲法
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