基本
180
の実験
568
ミリカンの実験で数個の油滴について, 電荷を求めたところ, 次のような結果を得た。
油滴の電荷は電気素量eの整数倍であるとして, 電気素量e[C] の値を有効数字3桁で
求めよ。
出
4.82 6.43 9.66 11.24
12.83 (×10-19C)
大
■指針
それぞれの測定値の差をとり、 電気
素量eの値を推定する。 各油滴の電荷をeの整数
餡で表して,eの値を求める。
は, 3, Ae, 6, 7e, 8e と表され, 電気素量とは,
3e + 4e+6e+7e+8e
■解説
各電荷の測定値の差を求める。
(4.82+6.43+9.66 + 11.24 + 12.83)×10-1
28e=44.98×10-19
e=1.606×10-1C
1.61×10 "C
4.82
6.43 9.66 11.24 12.83 (×10= "C)
1.61 3,23 1.58 1,59
これらの値から、最も小さい値が電気素量に近
< cは約1.6×10-'Cと推定できる。 各測定値
Point 各測定値は、電気素量の整数倍とみな
せる。 各測定値の差をとった値のうち、最も小
さい値が電気素量に近いと考えられる。