II 真空中に長さ、間隔dの平行な2枚の電極板をおく。 図2に示すように原点
0を定め, 電極板と平行に軸、 垂直に軸をとる。 電極板間に電圧Vを加
え、一様な電場を作り,質量,電荷g(g>0) の荷電粒子を原点0から
軸上で正の方向に速さ”で入射させた。 以下の問い (問1~問3)に答えなさい。
ただし、電極板の厚さと端の影響は無視できるものとする。
問1 電場に入射した荷電粒子は,やがて電極板間の点P (L, y)に達した。
以下を求めなさい。
(1) 電極板間の電場の強さ
(2)荷電粒子が電場から受ける力の大きさ
(3) 原点0から点Pまでにかかる時間
(4)点Pにおける荷電粒子の速さ
(5)点Pのx軸からの距離y
問2 次に0である空間に一様な磁場を与えた後、同様に荷電粒子を電場
に入射させたところ、図3に示すように荷電粒子はx軸上を直進し、やがて
点Q(L, 0)に達した。 このとき, 以下を求めなさい。
(1)与えた磁場の向きと磁束密度の大きさ
(2)荷電粒子が点Qに達したときの速さ
問3 問2において直進していた荷電粒子は,点Qより右側では電場の影響を
受けず磁場の影響のみを受けて運動し、やがて点R (L, -y2)に達した。
このとき,以下を求めなさい。
(1)荷電粒子が受ける力の向きと大きさ
(2)点Rのx軸からの距離yz
(3)点Qから点R までにかかる時間