のここがポイント
空気(屈折率1.0) から油 (1.5)へ向かう上面での反射では, 位相が逆になる
向かう下面での反射では, 位相は変化しない。経路差は, 油膜の両面間の往
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解(ア)膜の厚さを d, 油の屈折率をn, 空気中の波長を入とする。2つの反射
光が強めあう条件を,上面の反射だけ位相が逆になることに注意して,
す後
経路差で書くと 2d=(m+
入ロ,
(m=0, 1, 2, …)
る
a
右辺の は, 油膜中の波長である。上の式を入について解き,数値を
n
4nd
4×1.5×(4.0×10-7)_ 24×10-
代入すると =
m
2m+1
ー ニ
2m+1
2m+1
3.8×10-7m<入ハ7.7×10-7m を満たすのは, 2m+1=5 のときだけで
24×10-7
入=
-=4.8×10-7m
5
(イ), (ウ) 反射光が弱められる場合の条件式は 2d=m-
(m=1, 2, …)
n
これをえについて解き, 数値を代入すると
2nd_2×1.5×(4.0×10-7)_ 12×10-7
m
三
ス=
m
m
m
3.8×10-7mS<7.7×10-7m を満たすのは
m=2 のとき =6.0×10-7m
m=3 のとき入=4.0×10-7m