解説動画
基本例題28
抵抗の接続
(1)
ac 間の合成抵抗はいくらか。
図のような電気回路について,次の各問に答えよ。
基本問題 232 233 234
R2
(2) bc 間の電圧はいくらか。
R2 の抵抗には 0.80Aの電流が流れている。このとき,
以下の各問に答えよ。
SS
R₁
6.0Ω
a
C
R3
4.0Ω
12
(1)
第1章
電気
(3)
ac 間の電圧はいくらか。
指針
2.012
(1) 並列に接続された R2, R3 の合
成抵抗を求め,その合成抵抗と直列に接続され
た R との合成抵抗を求める。
(2) R2, R3は並列に接続されており,等しい電
圧が加わるので, R2 に加わる電圧を求める。
(3) ab 間, bc間のそれぞれに加わる電圧の和が,
ac 間の電圧である。
(3) R3 を流れる電流を I3 とすると,オームの法
則から,
V DC
13-R3
=
4.8
12
=0.40A
は, R2, R3 を流れる電流の
を流れる電流I
2に等しい。 L=0.80 +0.40=1.20A
ac 間の電圧 Vac は, ab 間の電圧 Vab, bc 間の
電圧Vbc の和に等しい。
解説 (1) 並列に接続された R2, R3 の合==4.0×1.20=4.8V
成抵抗を R' とすると,
Vac=ab+Vbc=4.8+4.8=9.6V
1
1 1
1
+
1
+
R'=4.0Ω
R=R+R'=4.0+4.0=8.0Ω
(S)
Point
電気回路の問題では, 直列接続, 並列接
続の特徴を把握することが重要である。
直列接続… 各抵抗を流れる電流は等しい。
R' R2 R3 6.0 12
ac 間の合成抵抗をR とすると,
(2) 求める電圧を Vbc, R2 を流れる電流をI と
すると, オームの法則 「V=RI」から,
Vbc=RzIz=6.0×0.80=4.8V
(各抵抗の電圧の和)=(全体の電圧)
並列接続…各抵抗に加わる電圧は等しい。
(各抵抗の電流の和)=(全体の電流)