例題④
鉛直投げ上げ
時刻 t=0sに高さ14.7mのビルの屋上から, 鉛
直上向きに 9.8m/sの速さで物体を投げ上げた。 重
力加速度の大きさを9.8m/s²として,次の問いに答
えよ。
ひ=0
(1) 物体が最高点に達するのはいつか。 また, その
L
「v-vo²-2gy」より,
@sti
14.7m
ときの投げ上げた点からの高さを求めよ。
(2) 地面に落下するのはいつか。 また, そのときの速度を求めよ。
指針 (1) 物体を投げ上げた点 (ビルの屋上) を原点として, 鉛直上向きに軸を
とってとyを式で表す。 物体が最高点に達したとき, 物体の速度は0である。
(2) 物体が地面に落下したとき, 物体の位置は原点よりも下にあり,
y=-14.7m であることに注意する。
14.7m=9.8m/sxt-123×9.8m/s2x12
これから.t=3.0s, -1.0s t>0s より t=3.0s
「v=v-gt」 より
答
9.8m/s
(1) 「v=v-gt」 で, v=0m/s,v=9.8m/sg=9.8m/s2 とおいて,
ⒸU
0m/s=9.8m/s-9.8m/s²×t よって, t=1.0s
100006
(0m/s) (9.8m/s)²=-2×9.8m/s²xy よって,y=4.9m
(2) 物体が地面に達するとき, 物体の位置yは, y=-14.7m であるから,
「y=vot-1/2gt」 で, y=-14.7m,v=9.8m/s,g=9.8m/s²とおいて,
v=9.8m/s-9.8m/s2x3.0s=-19.6m/s
≒-20m/s
(1) 1.0s, 4.9m (2) 3.0s, 鉛直下向きに20m/s
物体を投げ
上げた後に地面
に落下するので
t=-1.0s は
適さない。