基本例題25
正弦波の反射
図の点Oに波源があり, x軸の正の向きに
正弦波を送り出す。 端Aは自由端である。 波
源が振幅 0.20mで単振動を始めて0.40s が
経過したとき, 正弦波の先端が点Pに達した。 -0.20
指針 (1) 波は 0.40s で1波長分(2.0m)
進んでいる。 「v=-」を用いる。
(1) 波の速さはいくらか。
(2) 図の状態から, 0.60s 後に観察される波形を図示せよ。
(2) 反射がおこらないとしたときの 0.60s後の
波形を描き, 自由端に対して線対称に折り返し
たものが反射波となる。 観察される波形は, こ
の反射波と入射波を合成したものである。
■解説 (1) 図から 0.40s後に 1波長の
波が生じている。 周期 T = 0.40s, 波長
= 2.0mである。 波の速さをv[m/s] として,
ひ=
A 2.0
T 0.40
= -=5.0m/s
y[m〕↑
0.20
0
shi
So
LODY
0
-0.20
PA
11.0 2.0 3.0
(2) 反射がおこらないとしたとき, 波の先端は,
P から 5.0×0.60=3.0m先まで達する。 した
がって,観察される波形は図のようになる。
620
y[m〕↑
反射波入射波観察される波形
0.20
o
1.0
2.0
198, 199
3.0
#x[m]
4.0
[自由端
¥4.0
\x[m]
5.0