4[1999 大阪市立大]
6枚の硬貨に1から6まで番号をつけ, 初めはすべて表向きにしておく, いま, さいこ
ろを1回振るごとに, 出た目の番号のついた硬貨が表向きなら裏返し, 裏向きなら表に
返す操作を繰り返すことにする。
(1) さいころを4回振るとき,硬貨がすべて表向きとなる確率を求めよ.
(2) さいころを5回振るとき, 硬貨が1枚だけ裏向きとなる確率を求めよ.
解答
(1) すべて表向きとなるためには, 出た目はすべて偶数回出なければならない。
[1] 同じ目が4回出たとき
このときの確率は C)=
1
216
[2] 2種類の目が2回ずつ出たとき
このときの確率はC2,Ca
-
5
72
*一
1
2
5
+72- 27
ゆえに,求める確率は
216
(2) 5回振って1枚だけ裏向きとなるためには, 奇数回出た目が1種類だけなければな
らない。
[1] 同じ目が5回出たとき
このときの確率は C.()=
1
1296
[2] 2種類の目が3回と2回出たとき
25
このときの確率はC2'gCa()2=-
648
[3] 2種類の目が1回と4回出たとき
このときの確率は 6Ca'gC·)
25
*2=
1296
[4] 3種類の目のうち, 1種類が1回と, 2種類が2回ずつ出たとき
5!
このときの確率は Cg…
112!2! 6
25
*3=
108
11
ゆえに,求める確率は
25
25
1296
25
47
1296
648
108
162