386 第7章確
率
Think
7/4
7/15
例題193
確率の加法定理(2)
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ある さいころを投げて出た目の数だけ点Pが正六角形の周上を反時計回
1辺の長さが1の正六角形ABCDEF があり,動点Pは最初,頂点Aに
りに動くという操作を繰り返すとき,次の確率を求めよ。
Think
さいころを1回投げたあと、点Pが頂点Aにいる確率 B
さいころを2回投げたあと、点Pがはじめて頂点Aに
いる確率
F
C
E
D
(3) さいころを3回投げたあと、点Pがはじめて頂点Aに
いる確率
考え方 動点Pが頂点Aを出発して再びAに戻ってくるためには,
(1)~(3)のいずれも 「はじめてAにいる」ときであることに注意する.
・1周する (6進む) 2周する (12進む) 3周する (18 進む), のように.
さいころの出た目の和が 6 の倍数になるときである.
出
(1) さいころ1回で, 6進む場合を考える.
(2) さいころ2回で,
A
1周する (6進む)
2周する (12進む)
1周
場合が考えられるが, 2周する場合は,1周目
でAにいるので不適である。
2周
2
0
足して6
足して12
A
(3) さいころ3回で,
1周する (6進む)
出発 ①
2
・2周する (12進む)
CA
・3周する (18 進む)
場合が考えられるが,(2)と同様に「はじめてAにいる場合」 のみ
を考える.
たとえば, さいころの目が{1,5,6} の順に出ると, 右の図のよ
うに1周目でAにいるので不適であるが, さいころの目が
5.6.1)の順に出ると右の図のように, 2周目ではじめてAにい
る。
すか
解答(1)の目が出た場合なので
6
(2) さいころを2回投げたとき,その目の合計が6にな
ればよい。
この場合, 15, 2, 4) (33) (4,251)
の5通りある.
5 15
よって,
36
1
(3)
J
(8)-
Panky
2周以上する場合は
ない
(6.6)の場合も頂点
Aにいるが, はじめ
てではないので不適.
練習
[193
***
19