おきな
うわさ
(かぐや姫の噂を聞いた五人の貴公子が求婚のためにやって来た。そこで、翁がかぐや姫に言うこと
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には)「この人々の年月を経て、かうのみいましつつのたまふことを、思ひさだめて、一人一人に逢ひ
奉り給ひね」と言へば、かぐや姫のいはく、「よくもあらぬかたちを、深き心も知らで、あだ心つきな
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ば、後くやしきこともあるべきをと思ふばかりなり。 世のかしこき人なりとも、深き心ざしを知らでは、
ひがたしとなむ思ふ」と言ふ。
(竹取物語)
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問1 傍線部「かうのみいましつつ」 「あだ心つきなば」 「世のかしこき人なりとも」の意味とし
て最も適当なものを選べ。
⑦ 「かうのみいましつつ」
ここのままお座りになって
これほどまでに居すわられては
ここにこうしていますとはいえ
このようにばかりお越しになっては
ただもうこのようにおっしゃっては
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