日もいと長きに、つれづれなれば、夕暮れのいたう霞
日もたいそう長く、手持無沙汰なので、夕暮れのひ
形容詞,体
国·D
形容詞,用
存続「たり」体
(JS9)
どく霞みがかっているのに隠れて、あの小柴垣の
そばに(源氏は)お出かけなさる。
人々は帰しなさって、惟光の朝臣と覗きなさった
みたるに紛れて、かの小柴垣のもとに立ち出で給ふ。
(松2)
人々は帰し給ひ
惟光朝臣とのぞき給へば、ただ
の岩権→出
C半種→出
JJN
型「はS」田 過去「けリ」終
この西面に心も 持仏据ゑ奉りて行ふ尼なりけり。
の聖権→
#型「Sコ」
ちょうどこの西向きの部屋に、持仏を据え申し上げ
て勤行をしている尼であった。
廉を少し上げて、花をお供えしているようだ。中の
柱に寄りかかって座り、
属
簾少し上げて、花奉るめり。中の柱に寄りゐて、
の半権→