で生成されるためである。火山の分布と噴火活動との関係などについて調べよう。
ったり,火成岩が形成された
)。これは, マグマが特定の場所
西之島
西之島
新島
500 m
2013年6月
*図33 日本の火山の噴火(a)西之島新島の噴火。 2013年11月に始まった海底噴火でできた新島か,四
フ島と接している(左図は火山活動が始まる前。左右の図の縮尺は同じである)。 (b)桜島の噴火 (鹿児島県,
2014年9月
2010年12月)。
A マグマと火山の噴火
b)
マントル上部や地殻下部など, 地下深部で岩石が融けるとマグマが発生する。液状
のマグマは,深部の岩石より密度が小さいので浮力によって地殻中部~浅部まで上昇
し、マグマだまりをつくって一時的に蓄えられる。
き はつ
火山
マグマには水(H:O)や二酸化炭素(CO)などの揮発
せい
性成分(気体になりやすい成分)が含まれている。マグ
マが上昇して圧力が下がると,揮発性成分が溶けきれ
マグマ
だまり
なくなり,マグマの発泡が起こる。発泡したマグマは
15
平均密度が小さくなるため,さらに上昇しやすくなる。
このようにして,マグマが地表に噴出すると噴火が起
こる。また,地下水や海水などがマグマによって加熱
され,急激に気化すると水蒸気爆発が起こることもあ
モホ面
る。
マグマだまりがそのまま冷えて固化すると, 深成岩
体を形成する(→ p.43)。
図34 火山とマグマだまり
第2章 活動する地玉
a) volcano b)magma c)eruption