◆商業
問1 産業別人口構成の変化をみることで、各国の経済の発展状況を推測する
ことができる。 次の図は,いくつかの国における1980年*, 1995年,2008
年*の産業別人口構成を示したものであり,①~④は,カナダ,韓国,フ
ィリピン,ブラジルのいずれかである。韓国に該当するものを,図中の①
~④のうちから一つ選べ。
100%人
[16B 追〕
*1980年と2008年の統計値のない国は,
できるだけ近い年の値を用いた。
第1次産業
0-
20
100%
40
←
80
60
ITOの資料により作成。
80
e
D
(3
20
60
40
第3次産業
ロ
1980年 1995年 2008年
40
第2次産業
60
20
80
100%
★三角グラフは, 三つの指標の関係を同
時に示すことができる。 第1次産業は
農林水産業, 第2次は鉱業 製造業・
建設業など, 第3次は商業 運輸業・
金融業と,その他のサービス業など。
経済発展により, 第1次産業従事者の
割合が減り,第2次, 第3次産業の割
合が増加していく。
カナダ : 4か国の中で早くから経済のサ
ービス化が進んでいる。
韓国: アジアNIES とよばれ, 1990年代
に先進国の一国として OECD に加盟
した。 造船や自動車工業だけでなく.
電気電子機器工業もさかん。
フィリピン: 英語が公用語, 観光業など
の第3次産業が成長。
ブラジル:BRICSの1か国。 工業化を遂
げ, 航空機や自動車生産が盛ん。 1次
産品は継続して重要な輸出品となって
いる。