2 次の各文中の傍線部の動詞について、ここでの活用形を答え、その終止形をひらがなで答えよ。
(完答各4点=40点)
(盗人は)抜き取りてある髪とを奪ひ取りて、下り走りて逃げて往にけり。(「今昔物語集」)
は
(月) 山の端もなくて、海の中よりぞ出で来る。(「土佐日記」)
心も得ず、心もとなく思ふ 「源氏」を、一の巻よりして、人もまじらず、几帳のうちにうち臥して引き
出でつつ見る心地、后の位も何にかはせむ。(「更級日記」)
あま
・狩りくらしたなばたつめに宿借らむ天の河原に我は来にけり(「伊勢物語」)
男かき消ちて見えずなりにければ、やはら歩み帰りて、坊のもと近く行きて、「人やある」と、高やか
に呼びければ、坊より小法師走り来にけり。(「宇治拾遺物語」)
宵過ぐるほどにおはしましぬ。(「源氏物語」)
年経れば齢は老いぬしかはあれど花をし見れば物思ひもなし(「古今和歌集」)
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よはひ