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の
ェ しなければならない仕事があると感じたかったが、「自分」の気
持ちは生よりも死に傾斜しがちであった。
9「死骸はじっとそこにしているだるう。」(六九 ·は、「死骸はそこに
じっとしているだるう。」とするのが普通の表現である。作者はある
ことを強調するために語順を入れ替えたと考えた場合、何のどうい
うさまを強調したかったのか。一二字以内で答えよ。
『ほかの嫌はいっこうに冷淡だった。巣の出入りに忙しくその脇をは
い回るが全く拘泥する様子はなかった。」(大九·2)とあるが、このよ
うに生きている蜂を描写するねらいは何か。二〇字以内で答えよ。
|B「ある朝のこと、…いかにも静かだった。」(六A·5~六九·8)の形式段
落で、死んだ姉の姿を見ている「自分」は、「静かな感じ·静かだっ
た」「寂しかった」という言葉を繰り返し述べている。ここには「自
分」のどのような心情が表れていると考えられるか。次の中から適
当なものを一つ潤べ。
ア 死は水湾の平安をもたらす一方、生き残った者からは忘れ去ら
れてしまうという、背定と否定の思いが入り交じっている。
イ 死は全ての苦悩からの解放ではあるが、残される者にとっては多
大な苦痛であると両面を見つめている。
ゥ 死はあらゆることを超越すると同時に、あらゆることを受け入
れもするという不可解性に疑間を感じている。
ェ 死は肉体としては見苦しい姿をさらけ出すことになるが、精神
は標やかであり崇高ささえ感じている。
「動作の表情」 (七O·1)とあるが、これはねずみのどのような様子を
表しているか。次の中から適当なものを一つ選べ。
A 助からないことは分かりきっているのに、それに気づかずに単
調な逃げ方を試みている様子。
ィ 生き延びるという本能に導かれるまま、してもしかたのないこ
とを繰り返している必死な様子
ゥ 生き延びたい一心で、魚串の刺さった傷口が更に開くことを承
知のうえで走り回っている様子。
ェ どこかへ逃げ込もうと、弱った体を無理やり動かして体力の消
耗を速めている哀れな様子。
「自分」は、そのねずみを見てどのような気持ちになったか。本文中
から一〇字以内で抜き出せ。
12「あれが本当なのだ」(七-,6)とはどういうことを述べているか。次
の中から週当なものを一つ選べ。 日
ア 死後の静寂というものは、周りとの関係性に東縛されるのが現
実だということ。
ィ 動物にとっては死は無意味なものでしかないのだから、人間も
死への甘美な観念は捨てるべきであるということ。
ゥ 死とは結局巡独で寂しいものであり、死後の静けさなどという
ものは単なる思い込みに過ぎないということ。
ェ 死を目前にした時に死の運命から必死に逃げ回るというのが生一
き物の普通の姿であり、正しいありようだということ。
「両方」(七ニ 巴 とは、何と何か。
1 「生き物の寂しさ」(七器 - 5)とはどのような点を言うのか。後の言葉
に読く形で、二O字以内で答えよ。
HI
位次の文は、「自分でも後から不思識に思った」 (も一,の部分につい
て述べたものである。次の文の空欄に当てはまる言葉を、後の語群
から還べ
自分自身の生死に関わることでは冷静な判断が一
れがちだが、それが|の
はかない存在である点。
9 と思わ
]ことを我ながら不思識に思っている。
「生きていることと死んでしまっていることと、それは両極ではなかっ
た。」(七五,6)とあるが、その理由として適当なものを次の中から一
イできない
照べ
ゥ できた
ェ できなかった
ァ いもりの不意の死を目の当たりにして、自分にも予期せぬ死が
迫っているのではないかという不安が生じているから
イ 偶然とはいえ、いもりを殺してしまい、生きている限りは他者
を傷つけざるをえない生き物の悲しさを痛感しているから
ウ癖やねずみやいもりなど、生き物の死をいくつも目撃し、死に
向かって生きているという生き物の定めを思い知らされたから
ェ いもりを殺してしまったことで、生も死も偶然に支配されてい
ることに思い当たり、生き物の寂しさを感じているから。
の
1e「気分でうところ」(セニ、9 との「実際」(七二·9とは何を指
すか。次の中から遭当なものをそれぞれ一つ選べ。 の引きの
ア 死ぬ時が来たならば、動揺せずに静かに死にたいという顧室。
イ 死ぬ時が訪れても、恐怖には襲われないだろうという予測。
ウ 死が追っても、生きる望みを描てずに手を尽くすという決意。
H 生き延びるために実際に自分が取る手段
オ 光に臨んだ時に実際自分が取る行動。