【実験の目的·面白さ】
濃度不明の過酸化水素水の濃度を決定する。その際, 過マンガン酸カリウムなどの重金属を含む廃液が出
ず,でんぶんという身近でクリーンな指示薬を用いて滴定を行えることが素敵。 色の変化もわかりやすい!
ただ,予備実験した感じだと教科書通り 理屈通りいかなかった点もあるので,そこもまた面白いですね。
机上の空論ではないですけど, やらないとわからないのが科学の醍醐味ですね。
【実験方法)
の 約 30%過酸化水素水を 10 倍希釈された水溶液を, 10mLホールビベットを用いて 100mL ナスフラスコに
入れ, 10倍希釈する。
ので調整した過酸化水素水から、 10mL ホールピペットを用いてコニカルビーカーに入れる。
のに,希硫酸 lmL (0.9mL) を加える。
同時進行で、ヨウ化カリウム 10mL 程度をピーカーにとる。ドエ
④を③のコニカルビーカーに加える。
⑤を恒温槽に入れ, 3分程度静置する (反応速度が遅いので加熱するんですね~)
2
3
4
5)
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同時進行で、チオ硫酸ナトリウム水溶液を 70mL程度とり, ろうとを用いてビュレットに入れる
※卓上で行うとこぼしそうなので, ピュレット台を床に置いてやりましょう!
※このとき, ピュレットの先にも水溶液が満たされていることを確認する
滴定を行う。溶容液の色が, 黄色になったら, でんぶん溶液を加える。
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色が変化し,( 色→
色)になったら滴定を終了し, 体積を読み取る (最小目盛りの 1/10まで)
0
1人1回実験を行い, もともとの 30%過酸化水素水の濃度を求める。
【実験を行う前に·. . . 】
(1) 30%過酸化水素水のモル濃度を求めなさい。ただし, 1.0g/mL とする。
(2)30%過酸化水素水の濃度を(1)で求めた値, 10.0mL とし, チオ硫酸ナト リウム浴液 0.120mol/L を用いる
と,滴定に必要なチオ硫酸ナトリウム溶液は何mLになるか。また,
ヨウ化カリウムは 0.22moL/L, 10.0mL と
する。