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B ある種のドジョウは,通常の2倍体の個体以外に、4倍体の個体が存在してい
この4倍体の個体どうしを交配すると、その子として生殖能力をもつ4倍体
の個体が生まれる。 ドジョウの卵は受精前に減数分裂第二分裂の途中で停止し
ており,受精後に減数分裂を再開してから精子の核と卵の核の合体が起こるが,
高圧条件下で発生させることで,減数分裂を再開することなく精子の核と卵の核
が合体し,発生することが知られている。 また、 人為的に6倍体の個体をつくる
ことができるが, 6倍体の個体も4倍体と同様, 生殖能力をもっていることが知
られている。 このドジョウの生殖について調べるため,実験1~3を行った。
実験1 4倍体の雌と2倍体の雄を交配し,通常条件下で受精卵を発生させたと
ころ,子は全て3倍体となり、 配偶子が正常に発育せず, 生殖能力をもたなか
った。
実験2 2倍体の雌と2倍体の雄を交配し, 高圧条件下で受精卵を発生させたと
ところ子は全て3倍体となり、 配偶子が正常に発育せず、生殖能力をもたなか
った。
SI
20-000
実験3/2倍体の雌と4倍体の雄を交配し, 高圧条件下で受精卵を発生させたと
ころ、子は全て4倍体となり, 生殖能力をもっていた。
(ROTAX***