用する。
生ホルモンに分けられる。 ホルモ
働きによってほぼ一
り標的細胞に達し, ホルモン受容体と結合して作
近年,我が国を含む先進国は,ストレス社会と
もよばれることがある。 生体におけるストレスは,
物理的、身体的, 精神的および社会的など,さま
ざまな要因で誘発される。 ストレスへの身体の応
答には、自律神経系と内分泌系がかかわっている。
する
山胞膜上や
血糖濃
や遺伝的
寿という。
ニインス
点線)と
インスリン濃度
適度なストレスは,生体の免疫系を活性化し, 病
気になりにくくするなど, プラスの効果をもたら
すことがある。 一方で, 持続的で過剰なストレス
は、生体に悪影響を及ぼすことも知られている。
したがって, ストレスは場合によって生体に「良
「い」作用と 「悪い」 作用をもたらす。 ヒトにおける
ストレス反応の調節に関するモデルを右の図に示
す。
ストレス
大脳
AのB
ホルモン①
脳
ホルモン②
(血中 各臓器へ)
ホルモン③
副腎皮質
ホルモン③
ホルモン ③
・促進
ストレス反応
・抑制
3
問1 図中のA~Cの組織あるいは臓器の名称を答えよ。 なお, BはAの一部である。
問2 図中のホルモン ①〜③の名称を答えよ。 なお, ホルモン ③は血糖濃度を調節する
ホルモンの1種でもある。
問3 ホルモン ③はストレス反応を引き起こすとともに,大脳やA~Cの組織(臓器)
にも作用する。この作用の名称と,ストレス反応における意義を50 字以内で述べよ。
問4 ストレスが持続的で過剰な場合、 問3の作用は働きにくくなり,ストレス反応は
増強(増悪)する。その機序について,最も適切な理由を,次の①~④から1つ選び.
番号で答えよ。
① 過剰なストレスが持続すると,ホルモン ③ 受容体の活性化も持続するので,そ
の結果, 大脳からBへの作用が減少するため。
②過剰なストレスが持続すると, ホルモン③受容体の抑制も持続するので、その
結果, 大脳からBへの作用が減少するため。
③ 過剰なストレスが持続すると, ホルモン ③受容体の活性化も持続するので,そ
の結果,大脳からBへの作用が増加するため。
④ 過剰なストレスが持続するとホルモン③受容体の抑制も持続するので、その
結果,大脳からBへの作用が増加するため。
座間5 下線部について 水溶性ホルモンと脂溶性ホルモンの受容体はそれぞれ標的細胞
のどこに存在するか答えよ。
(15 大阪府立大・改)