口58 遺伝情報の発現(5) 次の文を読み,あとの問いに答えよ。
ニーレンバーグらは, A大腸菌をすりつぶして分離したある分画, tRNA, 酵素,
アミノ酸,ATP などをすべて混合したタンパク質合成系に, 人工的に合成した種々
の RNA を加え,どのようなタンパク質が合成されるかを調べた。ウラシル(I)とグ
アニン(G)が3:1に含まれる人工RNAを加えたとき,合成されたタンパク質の
アミノ酸組成は、、バリン,グリシン, ヴェニルアラニン,ドリプトファシロイシ
ンシステイシの6種類であった。Bこのアミノ酸組成を割合の多い方から並べると
比率は 27:12:9:9:4:3であった。さらに, 人工 RNA として UUUUUUU…を用
いた場合には合成されたタンパク質のアミノ酸組成はフェニルアラニンのみであり,
GGGGGGG…を用いた場合にはグリシンのみ,GUGUGUG…ではシステインとベリン
が1:1であった。 また, GUUGUUG…を用いた場合にはバリン)ステイン, ロ
イシンが1:1:1で含まれるタンパク質が, GGUGGUG…ではダリシン, バリン)
トリプトファンが1:1:1で含まれるタンパク質が合成された。
(1)下線部Aにはタンパク質合成のために必要な細胞小器官が含まれている。 その名
称を答えよ。
12 上記の実験からわかるシステインの遺伝暗号を答えよ。J開
下線部Bで, 合成されたタンパク質のアミノ酸組成を多い順に並べた場合,)2
番目に多く含まれているアミノ酸は何か。また, (イ)最も少ない組成であったアミ
ノ酸は何か。それぞれのアミノ酸の名称を答えよ。 (東海大)