144. 遺伝子組換え ② あるタンパク質Xの遺伝子を多量に増やそうと考え、以下の実験を
行った。
DNA材料1:タンパク質Xの遺伝子を含むDNA
AATTCCC-
GGG
GGG
CCCTTAA
DNA材料2 プラスミドDNA
TAGTGGATCCAGAATTCCCGGGTGG
(2) 下線部(ア)の酵素の総称, 下線部(イ)の酵素名を答えよ。
(ア)[
ATCACCTAGGTC TTAAGGGCCCACC
リード
[実験] ① 目的のDNAをプラスミドDNAに挿入するため,まず, プラスミドDNA をはさみ
のような役目をする酵素 1で切断した。
② 次にのりのような役目をする酵素を 目的のDNA と, 切断したプラスミドDNAの入った
溶液に入れて反応させ,環状の DNA をつくった。
③ この環状DNAを大腸菌に取りこませた後,このDNAを含む大腸菌だけを増殖させた。
④ 増殖させた大腸菌から,この環状DNA を大量に調製した。
(1) プラスミドとは一般にどのようなものか説明せよ。
[
〕(イ)[
]
3
1 に適する酵素を,下記の(a)~(c)から選び, 記号で答えよ。 ただし、破線は
験の酵素
酵素の DNA鎖の切りかたを示す。 また,各酵素は上のプラスミドDNAの図で塩基配列が省
略されている部分は切断しないものとする。
(a) BamHI GGATCC
CCTAGG
(b) EcoRI GAATTC (C) Smal CCC GGG
GGGCCC
CTTAAG
[]
14 (3) の(a) BamHI は 6 塩基対の配列を認識して切断する。 あるDNA を BamHI により切断した
場合,生じる DNA 断片の平均の塩基対数はいくつになると考えられるか。 次の(ア)~(カ)から
選べ。ただし、切断したDNAの塩基配列は, ランダムであると仮定する。
[ J
(ア) 160
(カ) 240000
(イ) 460 (ウ) 4000
(オ) 160000
(エ) 40000