探究 4-2
予防接種をすると,なぜ病気を防ぐことができるのか
目的 過去に体内に侵入した抗原が, 再び体内に侵入したときに起こる反応から、予防接種が
病気を防ぐしくみを理解する。
無料 aは、同じ量の抗原Aを0日目と40日目に注射したときに産生された抗体Aの血液
中の量の変化を示したグラフである。
抗100
分析 ①図aより、1度目の抗原Aの注射後
に抗体Aの濃度は最大いくつになっ
たか。 また, それは注射後何日目か。
②図aより、2度目の抗原Aの注射
後の抗体Aの濃度は最大いくつにな
ったか。 また, それは2度目の注射
後何日目か。
抗体Aの濃度(相対値)
10
0
1度目の注射
10 20 30 40 50
2度目の注射
60
時間 〔日〕
図a 抗体Aの濃度変化
アドバイス
100
考察 ①
たいすう
図aの縦軸の目盛りは対数グ
ラフとなっており, 1目盛り大
きくなるごとに, 10 倍となる。
図aのグラフを,縦軸の1目盛
り20のグラフで表すと右図の
ようになる。
1度目の注射後と2度目の注射後
の, 抗体Aの濃度の違いは、体内の
抗原量, 病気の症状や治り方にどの
ような影響をもたらすか考えよう。
②予防接種をすると, なぜ病気を防
ぐことができるか 図 a を使って説
明しよう。
80
882
の60
40
抗体Aの濃度(相対値)
20
10
20
20
1度目の注射
抗100
10
抗体Aの濃度(相対値)
30
40
50
60
時間 〔日〕
2度目の注射
0 10
20
30 40 50
60
時間 [日]
1度目の注射
抗原Bの注射
(3 抗原Aを注射してから40日後に,図 b 抗体Aの濃度変化
抗原Aとは異なる抗原 B を注射した
とき, 抗体Aの量の変化は,図bのようになった。 図aのように2回目の注射後に
体Aの量がふえないのはなぜか考えよう。