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第4章
生物の多様性と生態系
L109
9 b
リードC
リード C+
93 日本の植生の遷移に関する次の文章を読み、以下の問いに答えよ。
[ (k)の解答群]
リードC
大学入学共通テスト対策問題
[(d), (g), (h)の解答群]
① アオキ
② アカメガシワ
①(カ)→(ア)(イ)→(ウ)→(エ)→(オ)
③クロマツ ④スダジイ
⑤ タブノキ
③(カ)→(ウ)→(エ)→(ア)(イ)→(オ)
②(カ)→(イ)→(ウ)→(エ)→(ア)→(オ)
⑤(カ)→(ア)→(ウ)→(イ)→(エ)→(オ)
もとに, 社寺(ア)~(カ)の森林の成立年代を古いものから順に並べたい。 ただし、最も古
表は, ある地方の6つの社寺(ア)~(カ)において森林構造を調べた結果である。これを
いものは(カ)であることがわかっている。 なお,これらの社寺の森林は, それぞれの社
寺の成立以前に形成されていたものとする。
階層
高木層
低木層
草本層
タブノキ
植物名
スダジイ
社寺
(4)
(イ)
(ウ)
4
スダジイ
亜高木層
タブノキ
23
クロマツ
22
44
|2|
タブノキ
1
マンリョウ
アオキ
|アカメガシワ
2
ヤブコウジ
1
ジャノ
1
キチジョウソウ
ヤブラン
ミズヒキ
1
1
表中の数字は被度
を表している。 被
度とは各植物の地
上部が地表をおお
こう割合のことで、
この表では次の基
準で分けている。
1
1
11~20%
(エ)
1 1
2:21~40%
3:41~60%
(オ)
5 1
1
4:61~80%
2
1
(カ)
5
1 1
5:81~100%
① 北海道東北部
ある地方とはどこであると推定されるか。 最も適当なものを次の①~⑥から選べ。
③ 秋田県 ④ 山形県
② 北海道南西部
⑤ 愛知県
⑥ 沖縄県
|2
|1|1|1|
13 14 1
|1
|
11
| 2
1
(2) 次の文章中の空欄に入る語や植物名を,あとの解答群からそれぞれ選べ。
(a) 林から (b) 林への(c)をたどればよい。
下線部を考えるには,
などの(a)は(e)が(f) 林床では芽ばえが生育できない。 これに
対し,(g) や (h) などの (b) の芽ばえは(e) が (1) 林床でも生育で
きるので次第に変わっていく。 (g) 林から (h) 林への (c) のおもな原因は
湿度と温度条件である。 新しいものから見ると(オ)の (d) 林ができ,その下に生
えうる (b) の (g) が成長し,さらに (g) と(d)の混交林ができる。 その
(b) どうしの競争の結果, (g) と
後 (d) 林は枯死して (g) 林となり,
(h)の混交林, そして林の (h) 林になると推定される。 したがって,
社寺の森林を古いものから順に並べると (K)の順になる。
[(a)~(c), (e), (f), (i), (j)の解答群]
①陰樹
② 極相
③遷移
④相観
⑤ 高く
⑥ 低く
⑦光補償点
⑧ 優占種
⑨ 陽樹
⑩ 林床
⑦(カ)→(ウ)→(ア)(イ)→(エ)→(オ)
⑨(カ)→(エ)→(ウ)→(ア)(イ)→(オ)
④(カ)→(エ)→(ア)(イ)→(ウ)→(オ)
⑥(カ)→(イ)→(エ)→(ア)→(ウ)→(オ)
⑧(カ)→(エ)→(イ)→(ウ)→(ア)→(オ)
⑩ (カ)→(イ)→(ア)→(エ)→(ウ)→(オ)
近年, 日本の各地で池の水をくみ出す 「かいぼ
図94 外来生物の影響に関する次の文章を読み, 以下の問いに答えよ。
「り」が行われている。 もともとは, 農業用水用のた
め池などで農閑期に水を抜き, 底をさらったり護岸
を補修したりするために行われた。 近年では,水質
改善や外来生物の駆除のために行われている。
ある池では外来生物であるオオクチバスが生息し
ていたが,かいぼりによって除去された。図は,除
去前と除去後のエビ類とトンボ類の幼虫の相対的な
密度の変化を示したもので, 横軸の1は除去前年,
0は除去した年、 1~3 は除去後の年数を表す。
(1) 下線部の外来生物について述べた次の①~③の
うち、正しい説明をすべて選べ。
100 エビ類
相
対 10
相対的密度
[20 神戸女子大 ]
1
0.1
-1
0
1
2
年
10g トンボ類
の幼虫
5
-t
0
1
2
3
年
① オオクチバスはメダカなど在来生物を捕食して、 本来の生物相を変化させる。
② 有害な外来生物の取り扱いは,法律や各都道府県によって定められている。
③ ボタンウキクサは生産者として食物連鎖を支えているため駆除対象にならない。
(2) オオクチバスがエビ類とトンボ類の幼虫を捕食すると仮定した場合に,図から考
えられることで,正しくない説明を次の①~⑤から1つ選べ。
① オオクチバスは魚を捕食するだけでなく、エビ類やトンボ類の幼虫も捕食する。
② オオクチバスは,トンボ類の幼虫よりもエビ類を好み多く捕食する。
③エビ類やトンボ類の幼虫は,オオクチバスの捕食により低い密度に抑えられて
いた。
④ オオクチバスに捕食されていたエビ類やトンボ類の幼虫の密度は、オオクチバ
スを除去すると増加する。
⑤ トンボ類の幼虫はオオクチバスを除去1年後に密度は増加するが、それ以降は
少し減少傾向にある。これは,オオクチバスの捕食以外にもトンボ類の幼虫の
密度を抑える要因があると考えられる。
(20 立正大改)