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※原子量の概数値は裏表紙に記載してある。
1 物質の溶解性
エタノール C2H5OH や酢酸CH3COOHは水によく溶けるが, ベンゼン C6H6 は水に
溶けにくい。この理由を, それぞれの分子の構造をもとに説明せよ。
2 濃度と溶解度
硝酸ナトリウムの溶解度は, 30℃では 96g/100g 水, 60℃では124g/100g水である。
次の問いに整数値で答えよ。
(1) 30℃の硝酸ナトリウム飽和溶液の質量パーセント濃度は何%か。
(2) 30℃の飽和溶液392gを60℃に加熱すると、あと何gの硝酸ナトリウムを溶
かすことができるか。
3 溶解度と再結晶
次の問いに有効数字2桁で答えよ。
(1)硝酸カリウムの溶解度は 10℃では22g/100g 水,80℃では169g/100g水であ
る。80℃の硝酸カリウムの飽和溶液100gを加熱して20gの水を蒸発させ,
10℃に冷却した。何gの硝酸カリウムの結晶が析出するか。
(2) 硫酸銅(ⅡI) の溶解度は, 20℃では20g/100g水,60℃では40g / 100g水である。
60℃の硫酸銅(ⅡI) の飽和溶液280gを20℃に冷却すると,何gの硫酸銅(ⅡI)
五水和物の結晶が析出するか。ただし,銅の原子量は 64 とする。 トロピ
626 935
4 気体の溶解度
0 18℃で水1.0mLに溶ける 1.0 × 10 Paの酸素および窒素の体積を0℃, 1.0×105 Pa
に換算すると,それぞれ 0.032mL, 0.016mLであった。 1.0×10Paの空気が18℃
の水に接しているとき, 水に溶けた酸素と窒素の物質量の比はいくらか。整数比で
答えよ。 ただし, 空気は窒素と酸素を体積の比4:1で混合した気体とする。
5 沸点上昇
*(OMNA (0)
(OBM (X)
水1000g にグルコース 0.100mol を溶かしたところ, 沸点が水の沸点より 0.0515℃
高くなった。 次の問いに答えよ。 ただし, 水の沸点は100℃とする。
(1) 水 1000g に尿素 0.200mol を溶かすと, 沸点は何℃になるか。 小数第2位まで
求めよ。
(2) 水 200gに塩化ナトリウム 2.34g を溶かすと, 沸点は何℃になるか。 小数第2
位まで求めよ。
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