けんれいもんいん う きょうのだいぶ
(建礼門院右京大夫集)
に花と月とをただ見ましだに
くまでの情け尽くさ
これは右京大夫の歌であるが、その意味として最も適当なものを、次の①~⑤のうちから一つ選べ。
⑥ これほどの趣向をこらさないで、普通に花と月とを見ただけでも十分楽しかったでしょうに、か
えっていささか興をそいでしまいました。
② これほどまでに私たちと打ち解けてくださることなく、ただ花と月とをながめていらっしゃった
だけならば、どんなに物足りなかったでしょう。
③ これほどの風流を尽くさないで、普通に花と月とを見ただけでも趣深かったでしょうに、まして
今夜の興趣は格別のものでした。
⑥ それほど心をつくしたおもてなしもできずに、ただ花と月とをお見せしただけですので、さぞか
御不満のことと申し訳なく思います。
⑤ まだそれほどの歓を尽くさないうちに、花と月とを見ただけでお帰りにならなければならないと
は、お気の毒に思われます。
まず、設問に書いてある通り、これは和歌だね。 歌の解釈問題なので、歌のリズムに分
け、次に単語に分けるとよい。 選択のポイントとなる部分をあげると、次のようになる。
hapte
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