と言うと
堤いっぱい
ほどの水
SUSHE
やか、こん
いでしょう。
をうるおしてください。」
ぞ、なむ、こそ→強調
言ったことは我が身にも
いらない
やか→反語、疑問
五十消
と言ふに、魚のいはく、『さらにそれまでえ待つまじ。
ただ今日一提ばかりの水をもて、のごをうるへよ。」と
日提一杯ほどの水で私の
言ひしかば、さてなん助けし鮒の言ひしこと、わが身に
そうして即けてやった
言ったの
知りぬ。さらに今日の命、もの食はずは、生くべからず。
今日の命は、物を使わず
のちの千の金、さらに益なし。」 とぞ言ひける。
時期が過きた後 の千両の金は何の役にも立ちませぬ」と言った。
それより、のちの千金といふこと、名誉せり。
それから
「後の千屋」
という言葉が有名になったのである。